植栽・エントランスリニューアルの
具体例をご紹介
1
「港の森」再生に向け
エントランス高木全数
健全度調査を実施
2021年、エントランス周辺の高木225本全数に対して健全度調査(樹勢・樹形・周囲の樹木との密接具合の把握)を実施。竣工から約18年が経ち高木類が育ってきたことで過密になっていること、3割以上の樹木で活力度に異常が認められる状態であることが判明。間引きをすることで高木類を整理して活力度を高め、低木類で足元に彩りを加えるといった健全で魅力的な「港の森」づくりがここからスタートしました。
2
健全な緑量を目指して、
問題のある木の伐採、土壌改良を実施
「エントランス高木全数 健全度調査」によって明らかになった問題のある高木類と中低木類の伐採、抜根、移植、土壌改良などを実施。良質で健全な緑量を残しながら整備することで、植物の良好な生育を見据えた未来に続く「港の森」を復活させていきます。
3
工事エリアの桜の木は移植し、新植も。
住民の春の楽しみに
来客用一時駐車場の増設地に咲いていたオオシマザクラは、工事に伴い撤去の必要がありました。理事会で検討し「これからもマンション内で桜を咲かせてもらおう」と、満場一致で移植が決定(2本の移植を実施)。住民の目に付きやすい遊歩道へと移植され、さらに彩りがピンクと華やかな桜(ジンダイアケボノ)を新植してより賑やかに。これからも花を咲かせて住民たちに春の訪れを知らせてくれます。
4
来客用一時駐車場を増設。
利便性UPと敷地内の渋滞も緩和
コロナ禍に宅配車両などが増えたこともあり、エントランスの車道に一時駐車の車が数珠つなぎとなるケースが散見していました。3台分ある来客用一時駐車場が利用しにくくなったこと、歩行者との事故の危険性もあり、エントランス周辺の植栽部分を縮小して来客用一時駐車場を5台分増設が行われました。工事エリアにあった高木類は病害になっていたものは伐採、可能なものは移植を実施、さらに歩道・車道の周囲には色鮮やかな低木類を補植することで豊かな緑量が保たれています。使われていなかったエントランス付近の井戸の撤去、駐車場照明の移設などの整備も同時に行われています。
5
高圧洗浄を行い、真っ黒な歩道が
見違えるほど明るくきれいに
長年の汚れによって黒ずんでしまった舗装を高圧洗浄機で洗浄。竣工当時のような明るい景観へと生まれ変わりました。まるごと取り替えるよりも大幅に費用が抑えられています。
6
気軽に寄れる「あずま屋」へ。
洗浄と改修で明るい雰囲気に
ウェルカムゲートから入ってすぐ右手にあるあずま屋は、経年劣化に加えて蚊が多く発生することもあり有効活用されていませんでした。そこで、柱、屋根、床の洗浄および屋根の塗装、床の石張り、周辺植栽の整備、アクセスしやすいバリアフリースロープ設置などでリニューアル。これまでは暗い印象だったあずま屋が、グリーンの屋根が印象的な明るい空間へと生まれ変わり、ランチやお茶会、ワークスペースとして活用されるようになりました。
バリアフリー化
あずま屋までのメインアプローチは、一時駐車場と同じインターロッキングブロックを使用したスローブに改修。段差の無いバリアフリーアクセスになり車椅子や杖をついてでも行きやすくなりました。また、高さのある石畳の花壇を作り車椅子の方でも草花を楽しめるような工夫もされています。
7
歩きにくいガタつく樹脂塗装を
スタンプコンクリートに改修
ウェルカムゲートから住棟へと続く歩道は、ウッドデッキ舗装が腐朽し表面の樹脂系塗装が剥がれ、つまずきなど歩行に支障が生じていました。歩道改修に向けて様々な素材検討がされ、ウッドデッキ調のスタンプコンクリートの採用に決定。竣工当時を思わせるウッドデッキのような歩道へと生まれ変わりました。従来のスタンプコンクリート工法で懸念されていた色剥がれのしやすさや滑りやすいという問題のない高強度の最新スタンプコンクリート「タフテックス」が採用されています。
スタンプコンクリートとは、生コンクリートが完全に固まる前にレンガや木目など模様のついたスタンプ型を押し当ててコンクリート表面に模様を演出する工法
8
ウェルカムゲートの洗浄と植栽改修で
明るいエントランスに
住民や訪問者が往来するマンション全体の入り口『ウェルカムゲート』は、黒ずんでいた琉球石灰岩の汚れを洗浄して竣工時の明るさが復活。同じく経年劣化のあったゲート前の植栽は、ゲートと同素材の「琉球石灰岩」を使用した統一感のあるデザインに。植物は成長を見込んだ配置になっています。
館銘板まわりを洗浄し植栽も美しく改修。明るさと清潔感がUP
植栽が衰退し土がむき出しの状態になっていた住棟の入り口は、ウェルカムゲート前の植栽と統一したデザインで明るさと清潔感ある雰囲気にリニューアル。