100以上のマンションや団地でコミュニティの輪を育てる『魅力を感じてもらえる管理』はこうして生まれました

東邦レオは、グリーンなコミュニティづくりに関わる全てのスタッフを“グリーンクリエイター”と呼んでいます。多くのマンションや団地で活動しているグリーンクリエイター達は、ただ植栽を管理するだけにはとどまりません。マンションの居住者さんや管理人さん、清掃の方、さらには近隣住民の方など、様々な人たちと笑顔でコミュニケーションを取ることを大切に日々の活動を行っています。グリーンクリエイターが誕生したのは2005年、「商業施設の屋上ガーデン」でした。『魅力を感じてもらえる管理』を主軸に来館者と積極的にコミュニケーションを図り、緑を活用したイベントの計画や運営を行いながらコミュニティ空間づくりを担ってきました。そして、2011年の東日本大震災をきっかけに、防災の観点からマンション・団地分野でもコミュニティづくりが重要度を増していきました。こうして、東邦レオのグリーンクリエイターは現在100箇所以上の施設で活動をしています。

「グリーンのおすそわけ」でご自宅でも四季を楽しんでいただくおもてなし

マンションや団地で活動していると緑を通して四季を感じる瞬間に多く出会います。力強い新緑の芽吹き、小さくてもある短い期間だけ開花して存在感を放つ草花、夕暮れに照らされて目を奪われるほどに美しい紅葉の木々など、その時期だけの出会いがあります。そんな緑を通した彩りを居住者の方々におすそわけすることも私達の大切な活動だと考えています。例えば、２月のサクラ剪定では、通常処分する剪定した枝を居住者さんに自由にお持ち帰りいただき、ご自宅でも桜を愛でていただいています。他にもあじさいやミモザ、ローズマリーなどをおすそわけし、そのマンション・団地ごとの緑の魅力をご家庭でも感じていただいています。椿の花殻やタイサンボクの実は、捨てずに保管しておいてクリスマスのリースの飾りに使うことができます。見て楽しむお庭をご家庭の中に。生活に彩りを添え愛惜をもって散策したくなる緑づくりを目指しています。

マンション・団地の個性 × グリーンクリエーターの個性

マンション・団地は、その立地や規模、居住者の年齢層などによって様々な共用空間の在り方が存在します。そして、グリーンクリエイターも個性や興味関心は様々です。それぞれの個性が交わることでマンション・団地の新しい魅力が発見され、住まいへの愛着が深まったり、マンション・団地の価値の向上へとつながることもあります。例えば、ハーブガーデンがあるマンションをハーブの知識が豊富なグリーンクリエイターが担当するなど、お互いの個性を活かすマッチングを行っています。様々な役割と個性を持つグリーンクリエイターですが、その取り組みを身近で見ていた居住者の方が希望されてグリーンクリエイターの一員になるという嬉しい出来事もありました。グリーンクリエイターはグリーンのビブスを着て活動していますので見かけたらぜひ気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。